佐藤 朋子
1990年長野県生まれ。2018年東京藝術大学大学院映像研究科メディア映像専攻修了。
レクチャーの形式を用いた「語り」の芸術実践を行っている。日本が辿った、いびつな近代化への道のりや、大文字の歴史からこぼれ落ちてしまった出来事が物語る歴史の複数性への関心と、各地に残る伝説や遺跡などへの興味から、作品を制作する。そして、史実の調査過程から浮かび上がる事柄を複眼的につなぎ合わせ、フィクションとドキュメントを行き来する物語を構築する。
近年の活動に、オンライン・プロジェクト《TWO PRIVATE ROOMS-往復朗読》(青柳菜摘と共同、2020年〜)、「第14回恵比寿映像祭:スペクタクル後 AFTER THE SPECTACLE」(東京都写真美術館、2021年)出品など。また、シアターコモンズにて東京をフィールドに展開するプロジェクト『オバケ東京のためのインデックス』(2021年〜)に取り組んでいる。
WEB|tomokosato.info
[Education]
2018年東京藝術⼤学⼤学院映像研究科メディア映像専攻修了
2016年東京藝術大学美術学部先端芸術表現科卒業
[Performance]
2022《オバケ東京のためのインデックス 一章》上演, シアターコモンズ'22, SHIBAURA HOUSE, 東京
2021《オバケ東京のためのインデックス 序章》上演, シアターコモンズ'21, リーブラホール, 東京
2020《The Reversed Song, A Lecture on "Shiro-Kitsune (The White Fox)"》上演, TPAMフリンジ2020, 横浜
2019《Museum》上演, theca (コ本や honkbooks内), 東京
2019《ふたりの円谷》上演, Port b「新・東京修学旅行プロジェクト:福島編」, SHIBAURA HOUSE, 東京
2018《瓦礫と塔》上演, Port b「新・東京修学旅行プロジェクト:クルド編」, 浅草公会堂, 東京
2018《しろきつね、隠された歌》上演, BankART Studio NYK, 横浜
[Solo Exhibition]
2019《MINE EXPOSURES》個展, BIYONG POINT, 秋田
2019《103系統のケンタウロス》個展, Gallery Saitou Fine arts, 横浜
[Group Exhibition]
2022 第14回恵比寿映像祭:スペクタクル後 AFTER THE SPECTACLE, 東京都写真美術館, 東京
2020 Emergency Call, オンライン(https://euskeoiwa.com/2020emergencycall/)
2018 MEDIA PRACTICE 2018, BankART Studio NYK, 横浜
2016 第64回東京藝術大学卒業制作展 展示・上演, 東京都美術館, 東京
[Screening]
2019 RAM PRACTICE 2019, 渋谷ユーロライブ, 東京
[Collaboration Works]
2021 チョウ・クゥアン・ジョウ, チェン・イー・チン×佐藤朋子「ジョシュ運動 -世代を超えた女性たちの共鳴」コラボレーターとして参加・上演, BUoY, 東京
2019 抗原劇場 Allergen Theatre《NOT IN KANSAS》テキスト寄稿
2018 佐藤朋子×山田カイル《盲人書簡》上演, Wakabacho WHARF, 横浜
2018 木村玲奈×岸井大輔×佐藤朋子《歌いたくなくて死んだお姫様の話》地図制作・上演, 北千住
[Residency]
2022 城崎国際アートセンター, 兵庫
2019 ARCUS Project/Hospitalfield Exchange Residency Program 2019, Scotland UK
[Writing]
2022 「わたしたちは二度とひとりぼっちにはならない「ベンチのためのPLAYlist」と〈往復朗読〉より」, 現代詩手帖2022年5月号
2022 「ヒトと似て非なるウマのはなし」, ユリイカ2022年2月号 特集=田中泯 「われ発見せり」
2020 レビュー執筆, 百瀬文「I.C.A.N.S.E.E.Y.O.U」,WEB版美術手帖
2019 レビュー執筆, オグトゥ・ムラヤ『Because I Always Feel Like Running』,シアターコモンズ’19 レポートブック